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INTERVIEW

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待ち受けていたのは、
想像と真逆の世界だった。

コンサルティング営業2021年入社土平 直生

土平 直生写真1

「周りの一歩先を走りたい」「勝負事では負けたくない」
そんな競争心のまま過ごした学生時代が
今の私のアイデンティティ

私の通っていた高校は少し特殊でした。2年生からは13コースに分かれて専門性を高め学びを深めていく高校で、私が選んだのは一週間に14時間も体育がある体育コース。スポーツに囲まれた日常ということもあり、「競争環境」が自然と身近な存在だったのかもしれません。それに、幼い頃から続けたサッカーの影響もあり、「勝負」や「レギュラー」へのこだわりは人一倍強かったと思います。正直、サッカーにおいてはそこまでの実力があるわけではないのに、「2年生から3年生の試合に出たい」とか、勝ち負けに敏感でした。今思うと、もう少し自分の実力をわきまえろって思いますね(笑)。
ただ純粋に、勝ち負けがつくことが面白くて、どうせやるなら勝つ側でいたいという想いが人一倍強かったんです。

その想いもあって大学進学後は歩合制のアルバイトとして居酒屋のキャッチを始めました。自分の結果が露骨に給料に反映される、まさに実力主義でやりがいがありそうと思ったのがきっかけです。始めてみると、意外と相性が良かったのか比較的順調に成績は伸び続け、気づけば売り上げ1位の成績を取れるようになったんです。成績が良かった理由は、「このお客様だったらこんな話し方でも不快感なく聞いてくださるかな」など、お客様が求める形で話をしていくこと。かなり試行錯誤しながらアルバイトをしていた記憶があります。4年生になってもその勢いのまま、常にトップを走るのが当たり前になり、自分自身の成長を実感できました。「勝負事で勝ち、実力を評価される」、まさに求めていた環境でした。

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安定よりも実力主義
周囲に流されず、自分の価値観を貫いた就職活動

この経験を踏まえ、就職活動の軸には「実力主義」を掲げました。周りでは安定や年功序列を選択する友人が大半でしたが、迷うことなく、これまで大切にしてきた価値観を貫きました。就活では、ある生命保険会社のインターンシップに参加することになり、保険営業としてお客様に合わせた保険を提案する発表会があったんです。そこで全インターン生の中でトップ評価を受けることができ、営業力に自信が芽生え、営業職としての未来にワクワクし始めたことを覚えています。そして、就職活動を進めていたところでナカジツを知り、実力主義で明るく前向きな風土が自分にマッチしていると感じ入社に至りました。

入社後、待ち受けていた想像と真逆の世界
挫折から学んだ営業人生の現実と
支えてくれた仲間たちの存在

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自信満々な私は大活躍を夢見て入社しましたが、現実は予想以上に厳しいものでした。同期が次々と初契約を決めていく中、私はなかなか成果を出すことができず、焦りと不安、そして自分に対する失望の気持ちが募る日々を過ごしました。成果主義に対する自信を持っていた私にとって、思うような結果が出せないことは大きな挫折であり、これまで感じたことのないほどの自己嫌悪に陥りました。「アルバイトでもインターンでも結果を出してきた自分が、なぜこれほどまでにできないのか?」できない理由が分からずにいました。なかなか初契約にこぎつけられない私に対して、支店長を含む店舗の皆さんが「何とか土平の初契約を叶えたい」とフォローしてくれる空気をひしひしと感じました。隣からアドバイスをくれる先輩、自分の時間を削ってまでロープレの時間を作ってくれる先輩、仕事終わりにご飯に連れ出してくれる先輩…。とにかく申し訳ない気持ちが大きかったです。

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「できない自分」を受け入れた時に見えた、
「できない理由」

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この恵まれた状況を無駄にはできないと思いましたし、何よりこんなにも自分のために時間を惜しまず指導してくださる先輩方への恩返しをしたいと強く思うようになり、一度立ち止まって自分ができない理由を考えたら、これまでは「できない自分」を認めることができないまま過ごしていて、何ができていて何ができていないのかも分からず、とりあえずやっているだけの状態だと気づいたんです。自分に自信があったからこそ、先輩のアドバイスを本質まで理解しきらず分かったふりをしていたり、先輩のアドバイスを受けても、勝手にオリジナリティを加えて接客に臨んだりしていて、変な自信が邪魔をしていて成長を止めていました。そうして「先輩のアドバイスをもっと素直に聞こう。もっと再現しよう。言われたことを100%実践してみよう」と、学ぶ姿勢がガラッと変わったんです。分からないことは分からないと言ったり、先輩のアドバイスを理解しきるまで確認したりと、先輩とのコミュニケーションの深さが変わってきて、自分の中で納得いく学びができるようになりました。快く時間を作ってくださった先輩には今でもずっと感謝をしています。これは今だから言えますが、先輩からいただいたアドバイスを自分で完全に理解・納得をした上、100%再現をして、それでも成約とならなかった時には「先輩のせいだ」って割り切っていたくらいです(笑)。少々言い過ぎかもしれませんが、「できないことを自覚して素直に聞くことができる」、これが武器になりました。

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理屈・本質を理解した時、変化が起きたのは
「接客に臨むまでの準備量」

学びに深さが出てくると、接客に対する考え方に変化が出てきます。これまで、ゴールが見えない行き当たりばったりな接客だったのが、あらゆるパターンや物件を調べて準備をしてから臨む接客へと変わりました。準備段階で物件を隅々まで調べに行ったり、お客様のご要望の整理をしたときに新たな視点に気付けたり、物件案内の時のポイントやお客様にお渡しする資料に一工夫ができたりと、圧倒的に「準備量」が増えました。それでもうまくいかないこともあったので、そんな時は家に帰ってからも接客を振り返ったり、隙間時間でも勉強を重ねたりと、圧倒的にお客様のことを考える時間が増えました。次第に、お客様が求めることを想像しながらの準備はどんどんと楽しくなってきて、いつしかご契約をいただけることも増えました。

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「自分視点」を捨てて「お客様視点」を持たせる指導法
今度は私が育てていく番だ

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今、既に複数の後輩が私に案件相談をしてくる環境にあります。入社1年目は、まさかこんなにも早く相談を受ける側になるなんて思いもしませんでしたが、当時の私が先輩方に助けられたように私もそんな一人になるために毎日業務に励んでいます。今、部下育成をする立場になって軸にしている考え方の一つ目は、言わずもがな「本質を理解できるように考えさせること」です。とにかく本質まで理解してもらえるように、「どうしてそう思う?」「なんでそうなったと思う?」と壁打ちをします。なぜなら、私が新人の時に表面上の理解で済ませてしまったことで苦しんだから。自分で考える癖をつけてもらい、自分の力にしてもらいたいんです。自分で考えて案件準備をしたり接客をしていく楽しさを味わってもらいたいと思っています。

二つ目の考え方は「お客様視点で考えさせること」です。「お客様は今何を求めていると思う?」と問いかけ、お客様視点に立たせるようにしています。これは、案件相談を乗る私も忘れてはいけない考え方だと思っていて、常にお客様がどう感じるかを頭に置きながら後輩とコミュニケーションを取っています。

お客様が価値を感じ、信頼したくなる営業職へ

不動産なら土平さん、と圧倒的な信頼を置いてもらえるような価値ある営業を目指しています。最近、お客様がお勤め先の上司の方をご紹介くださり、本当に嬉しかったです。一歩、自分が目指す営業職に近づけたと実感できました。日々勉強をしてもっと信頼を置いていただけるような営業になり、社内での信頼獲得を重ねて支店長職に就きたいです。会社の大切な一支店を任せられるだけの実績を積み重ね、私がしてもらった以上のことを今度は仲間にしていく番だと、覚悟を決めています。

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