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誰もが一目置くような存在へ。

建築プロデューサー2021年入社永井 力

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“手のかからないわんぱく坊主”
だった幼少期

幼いころから何をするにも短期間で会得できてしまうような器用な子供でした。勉強は大嫌いだったので決して優等生タイプではありませんでしたが、授業をちゃんと聞いていれば上位の成績を取ることができましたし、とにかく運動神経も良かったので、自然とクラスでも中心にいるような存在でした。授業が終われば仲間を引き連れて外に遊びに行くというのが毎日のルーティンで、手のかからないわんぱく坊主というイメージがぴったりでした。
家庭では三人兄弟の末っ子として育ちましたが、親から何か制限されたり、強制されたりということはありませんでした。自由に育ててもらった分、自分で考えて動くという習慣が身についていったと思います。

現在の自分をかたどったスポーツでの
原体験

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結構クールに見られることが多いんですが、実は一度何かにのめり込むと熱くなって止まらない性格で、中でもスポーツは私にとって自分をアツくさせてくれる特別な存在でした。
当時ブラジル代表だったカカにあこがれて始めたサッカーも、「なんとなく面白そう」で始めたテニスも、当時付き合っていた彼女の鶴の一声で始めたバスケットボールも、いずれも自分が無心で取り組むことができたかけがえのない存在でした。
どの競技も周囲が引いてしまうくらいの量の練習をこなして、レギュラーになることができましたが、不思議と自分の中では、血のにじむような「努力」をしている、といった感覚はありませんでした。
ただ時間を忘れて一つのことに無我夢中になれたことが、成果につながっていたと思います。そしてこの経験こそが、自分の価値観の基礎を創り上げてくれました。

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「会社」の概念を覆してくれた
ナカジツとの出会い

実家が建築業を営んでいたこともあり、大学進学においても建築系の学部を選びました。明確に「こんな仕事に就きたい」といったこだわりが強いわけではなかったのですが、就職活動においては、漠然といわゆる会社っぽい組織は嫌だなと思っていました。ステレオタイプかもしれませんが、日本の会社は上意下達で先輩や上司の顔色をうかがいながら窮屈に働くイメージが強くて、自分がそういった環境でキャリアを積む姿がどうしても想像がつかなかったんです。
そんな中で、たまたま参加した早期インターンシップで興味を持ったのがナカジツでした。その時は実際に店舗で開催されたプログラムに参加したのですが、人事をはじめ社員の皆さんが「素」の姿で生き生きと働いているのを目の当たりにして衝撃を受けました。自分が抱いていた会社のイメージを真っ向から覆され、直感的に「ああ、自分はここで働くことになるのだろうな」と感じたことを今でも覚えています。

順風満帆なキャリアのスタートと
思いきや・・・
転機となった人生で“初めて”の挫折

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入社から3か月ほどで、工事担当として小規模の現場を任せてもらえるようになったんです。とにかく早く結果を出したかった私は学生時代の部活同様、一心不乱に仕事に打ち込みました。元々要領がよかったのもありますが、最初は大きな失敗もなく案件をこなすことができていました。今思えば本当に怖いもの知らずでしたが、少しずつ自分の中で慢心が芽生えていたように思います。

そんな慢心を根こそぎ砕かれた経験が、入社1年目の12月に担当した、1000万円規模のマンションのフルリノベーション案件でした。
「成果を出して周囲に差をつける千載一遇のチャンスだ!」
私は鼻息荒く案件に取り掛かりましたが、これまで担当してきたパッケージでのリフォーム案件とは難易度に異次元ほど差がありました。当時の自分の知識では到底カバーできないようなデザインニーズへの対応や、マンション管理会社との折衝、タイトな納期での建築資材の発注手配等、すべてが経験したことのない事案ばかりで、自分からどんどん余裕がなくなっていくのを感じました。

そして必死に対応に追われているうちに、ついには当初想定していた段取りが完全に崩れ、工程管理が完全に追い付かなくなってしまったんです。店舗の先輩や上司だけでなく、エリアマネージャー、最終的には執行役員まで巻き込んだ挙句、私は担当を外れることになりました。結果的には想定していた原価を大幅に上回って会社に損失を出しただけでなく、工期は大幅に遅れてお客様にご迷惑をおかけする形となってしまいました。しかもこの案件で自分が出してしまった損失額は、自分がそれまでの半年間いただいたお給料の額を遥かに上回ってしまうような金額でした。人よりも圧倒的にポジティブだという自覚がある私ですが、何一つ存在価値を発揮できなかった自分に対して、これまで味わったことのないような挫折感を覚えました。
伸びていた鼻を思いっきりへし折られた瞬間でしたね。

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“ワンマン”プレーヤーだった自分自身の殻を破る
きっかけとなった上司の一言

大きな失敗を引きずり、しばらく傷心気味に仕事をしていた私ですが、当時の上司からの一言が自分自身を大きく変えてくれました。
“永井君はいつも自分一人で仕事をしているよね”
これまで良くも悪くも自分でなんでも完結することができていたからこそ、人に助けを求めたり頼ったりすることが苦手でしたが、この言葉をもらったことで、狭くなっていた自分の視野に気づかされただけでなく、少しだけ心が楽になりました。
それ以来、業務に行き詰まった際は、知識や経験が豊富な先輩や上司、そして職人さんまでも積極的に頼るようになりました。「こんなこと聞くまでもないな」とか「今さら頼れないな」等、自分の中にあったちっぽけなプライドはすべて捨てて、必死に目の前の仕事と向き合いました。

次第に自分の引き出しが増えていくことで余裕が生まれ、イレギュラーな事案にも動じずに対応できるようになりました。
結果的に職人さんやお客様からの信頼を得られるようになり、より自信を持って仕事に取り組めるようになりました。そして何より、自然と周囲に感謝の気持ちが芽生えるようになったんです。周りからも「永井君変わったね」と言われるようになりました。
「自分一人では仕事は成り立たない」
今思えば当たり前のことですが、どこか独りよがりになっていた自分を謙虚にさせてくれた経験だったと思います。
自分の中で殻を打ち破るきっかけを与えてくださった当時の上司には本当に感謝しています。

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「上位層」から、“圧倒的唯一無二”な存在へ

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現在は施工管理を経て、リフォーム部門の営業としてお客様と向き合っています。 1年目の経験を糧に、貪欲に営業ノウハウを吸収しながら、対話力や提案力に磨きをかけた結果、リフォーム営業の歴代単月受注記録を大幅に更新する成績を収めることができました。ようやく営業としても、手ごたえを感じるようになってきましたが、まだ引っかかりがあります。 今までの人生で、部活でレギュラーとして活躍するとか、勉強で優れた成績を収めるとか、その組織で上位に位置するということは比較的簡単に実現できてしまっていたのですが、誰もが一目置くような唯一無二の存在になった経験がまだないんです。だからこそ、直近の目標は圧倒的な成果を上げてBEASTAR(全社表彰)で年間MVPを取ることです。もう壇上に上がったときに話すことも実は決めています(笑)。

そして将来的にはもう一段高く視座を持ち、自分が培ったメソッドをより多くのメンバーに還元できるようなマネジメントポジションにチャレンジしていきたいですね。その青写真を現実のものにしていくためにも、これからもとことん夢中に、一途に、自分をアップデートさせながら仕事と向き合っていきたいと思います。

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