
学部学科や経歴にとらわれず、個性や人柄を重視した新卒採用を行っているナカジツ。
選考に進む学生全員に担当リクルーターが付き、伴走しながらその人にとって一番良い将来を探る。
会社にとって大事な生命線と言えるこの業務を担う1人が神山 桐子(かみやま とうこ)だ。
2025年度年間MVPを受賞し、現在建築系職種のリクルーターとして第一線で活躍する彼女にインタビュー。
彼女自身の経験、ナカジツの採用の特徴や学生との向き合い方について聞いた。
この記事の見どころ
•担当学生の入社で実感!最初はわからなかったリクルーター業務の魅力
•突然の辞令で得られた経験。介在価値を感じるナカジツの不思議な採用
•採用メンバー全員最大出力!学生のファーストキャリアを本気で考える
人物紹介(この記事に登場する人)
神山 桐子
(かみやま とうこ):新卒採用室
2023年にナカジツのグループ会社『MUSUBU』に中途入社。
法人営業として、愛知や東京の企業への人材紹介を経験する。
2024年11月にナカジツの新卒採用室へ異動。
建築プロデューサーのリクルーターとして多くの学生と向き合う日々を送る。
2025年度 管理系部門で年間MVPを受賞。
担当学生が入社して実感する、採用の達成感
ー現在の業務について教えてください。
まずは学生さんとの面談。
あとは外部イベントの参加、合同企業説明会やその他外部の採用向けのイベントに参加しています。
また、ナカジツで企画するインターンシップやオープンカンパニーの企画運営、人材紹介エージェントの運用も担当しています。
ーそれ以外に担当している業務はありますか?
半年ごとに「これもやってみたい」と、自分から伝えて任せていただくことが多くて。
例えば会社説明資料の刷新であったりとか、社内報の新卒採用室だより(編注:採用状況を伝える記事)の作成であったりとか。
オープンカンパニーで学生に見せる業務紹介の動画を広報・デザイン室と協力して作ったりもしました。
都度、採用に必要な情報をブラッシュアップしたり、今すぐ取り組まないといけないものは局所的にプロジェクトとして動いたりもしています。
ー業務内容がかなり多岐に渡りますね。
それが楽しさでもあり、難しさでもあるという感じなんですけど…。
人材業界も経ているので営業として人事の方と関わることがありましたし「こんなものだろう」みたいなイメージはありましたが、それでも同時進行する業務の量に覆されたというか。
インターンシップを企画する、とは言ってもそこにかかる労力や大変さは正直想像していなかった、とか。
そういったところが採用をやってみて感じているところですね。
ー採用の楽しさをどこに感じていますか?
楽しさ…。楽しさでいうと、正直「何が楽しいんだろう、人事って?」と思っていて。
それは、元々営業をしていたかったなっていう気持ちがあったので。
自社の採用をするって営業として直接お金を生み出すわけでもないので、「どこに達成感が得られるんだろうな」って正直最近まで実は思っていました。
でも「あ、これね!」と思ったのが、やっぱり2026年3月卒の子たちが入社したこと。
(編注:神山にとって初めて入社した担当学生が2026年3月卒業の新入社員)
入社して頑張っている姿とか、特に日報は泣いちゃいそうになるぐらいで(笑)。
夜寝る前とかに見るんですよ、新卒の子たちがあげているもの全部にコメントは申し訳ないけどできなかったんですけど。
自分が担当した子たちが頑張っている姿を、母のような親のような気持ちで見守れているというのはすごく楽しいです。
あとはシンプルに、今一緒にやっている新卒採用室のメンバーが本当に良い人ばかりなので、日々の業務は基本楽しいというのはやっぱり前提でありますね。
恵実さん(小川恵実:新卒採用室 建築系職種担当)と現場行ったりとか、イベントに行ったり、面談の相談をしたり。
そのあたりは本当に恵まれていると思います。
ーその一方で、大変なこともたくさんあると思います。
元々営業で毎月売り上げを追っていたので、採用では1年以上かけてその年の目標を追うという…。
その先の見えなさというか。
モチベーションは常にあるので頑張れるんですけど、「これミスしたらどうしよう」とか、AかBで悩んで選んだ時に正解がすぐにわからない。
業務内容が多岐に渡るので『緊急性は高くないけど重要度は高い』みたいな仕事がずっと頭の隅にあって。
それが10個ぐらい一緒に伴走してくる、みたいな圧みたいなものは感じています。

学生の就職活動を本気で考える。それがナカジツのリクルーター
ー改めて、MUSUBUに入社した経緯を教えてください
「1社目にいた会社の年功序列的な組織が合わなかった」と言っているんですが、振り返ってみると逃げてきたという感覚があります。
通信系の商社で結構大きい会社だったんですけど、いわゆる「トラディショナル」、伝統的な日本企業みたいな感じした。
ただ、自分自身のキャリアをあまり想像できていなくて、営業も今思うと真剣にやっていなかったなというところが反省としてあって。
ずっと「イマイチだな」と思いながらやっていたんですが、決定的だったのが一番お世話になった先輩の退職でした。
それで「よし、転職しよう」と。
そこから「1社目とは全く別の風土の会社に入ろう」と考えて、人材系の求人を見ていました。
ーなぜ人材業界に興味を?
私って人材業界にいそうじゃないですか?(笑)
元々新卒のときにも興味はあって、改めて転職を考えた時に「人材面白そう」と思ったんです。
営業をしていたときに色んな業界の方々と会うことがあったので「自分に合うんじゃないかな」と。
実際、人材系の面接官と話が合うことは多かったので「自分に合っている」という感覚は確信に変わりました。
ーMUSUBUに入ってからの仕事はいかがでしたか?
1年目は正直パッとしなかったんですけど、すごく楽しかったです。
「人材(業界)やっとわかってきたな」みたいな感覚がありました。
そのタイミングで上司になった方になってくださった方がいて、人材業界の面白さや介在価値といったところを学ばせていただきました。
その方はその後育児休暇に入られたんですけど、「営業頑張ってまた同じチームになれるように、成績をもっと伸ばしてどんな企業でも実績を出せるようにするんだ」と思っていました。
ーそう意気込んだ矢先、ナカジツの新卒採用室へ出向することに。
会社の規模拡大に向けて『採用強化プロジェクトチーム』が発足したことに伴う辞令でした。
やっぱり「なんで?」という感情が真っ先にあがりました。
絶対にMUSUBUから異動しないとは言われていないし、ナカジツが親会社であることも理解していたし、MUSUBU社内にもナカジツから出向してきている方もいらっしゃったので。
ただ、結構不安でしたね。
「行きます」とはすぐ言いましたが、「モチベーションがなくなったりしたらどうしよう」とすごく不安でした。
ー会社からの期待もあったと思いますが、出向直後の本音はいかがでしたか?
正直面白さはわからなかったです、上司にも最初に面談で言いました。
「私まだわからないです。わかるようになりたいですが、時間がかかりそうです。」
みたいなことは話した覚えがあります。
その時に言われたのが「担当学生が入社した時に、同期同士が仲良くなっているのを見るとやって良かったと思うよ」みたいな。
それを言われた私は「なにそれ?」って。
「売り上げじゃないんでしょ?仲良くしてて嬉しいって何?」ということを思っていました。
ーその言葉が理解できるまでにはなにがありましたか?
それこそ、介在価値みたいなところにも繋がるんですけど。
自分の面談が学生にとって意味があるものだったなって自分も思えるし、学生さんも思ってくれているだろうなって実感できるのが増えてきたタイミングですかね。
ナカジツってすごい回数面談するんですよ、内定承諾までに。
私が担当する学生でも、10数回やって「内定承諾する?しない?」みたいなことをやっているので。
本当に「その子のキャリアってどうするべきなんだろう?」「どうしたらこの子が自分はナカジツに合うとわかってもらえるだろう」ということを面談を通して伝えていくんです。
でも、理解できる前は学生さんと話すことが向いていないと思っていて。
丁寧にいけば良いわけでもないし、理詰めで行っても心惹かれてくれないし。
この塩梅はすごく難しくて、私は正しいことを言っているんだけどそれは響いていないんだろうな、と。
でも配属1年後ぐらいから「ただ肯定する否定するだけではなくて彼らの就活そのものを考える」とか、「どういった選択をしたら良いのか、という本質的な問いを与えられたな」と感じるようになりました。
それによって相手の考えが深まったりきっかけを与える言葉を与えられるようになってきたタイミングから、「これは自分がやっている意味がある仕事だ」と思えるようになったのはターニングポイントかもしれないです。
ー学生にきっかけを与えられるようになった理由は?
繰り返しフィードバックをもらっていた、というのはあると思います。
チームメンバーに面談悩んでいるという話を毎回のようにしていました。
その度に「まずは学生に興味を持たないといけない」「学生の就活を自分ごととして捉えられていないんじゃない?」というフィードバックを継続的に常にもらっていました。
あとは、ナカジツの採用としてのスタンスを教わったことがすごく大きいです。
「決めにいくことが仕事。だけどそうじゃない。
ちゃんと学生の目線に立って、向いている向いていないとか、ナカジツに合っている合っていないというのは
濁さずに正直な気持ちで伝えるスタンスが結局結果にも繋がるし、学生もナカジツに魅力を感じてくれるから。」
と教えていただいて。
それが1年経ったタイミングでわかってきた、という感じですね。
ーすごく不思議な仕事ですよね。
本当に不思議!
でも、だからわからなかったんだろうなって思います。
ものすごく遠回りなこの面談ってなんなんだろう?という部分がありましたけど、それが仕事。
今はそれを当たり前に受け入れて採用活動を行っています。

ミスマッチのない採用と、1社目を選ぶことの重み
ー改めて、ナカジツの採用はどんな採用だと思いますか?
「ミスマッチのない採用をしよう」というところが、採用のスタンスとしては強いと思います。
ナカジツの面接では、いわゆるガクチカとか自己PRのようなものを一切聞かないんです。
最終面接でも聞かないんですよね。
何を見ているかというと、本当に『人柄』。
今のあなたがあるのはどういった経験をしたからなのか、ということに対してポイント(点)だけを見て評価するというわけではなく、線上の部分の繋がりを見る。
なので一つのことに対してすごく深掘りをします。
そうすることで、本質的な部分を面接で見ることができると思っています。
「この子だったら4年後、5年後に活躍しているな」とか「社風にもマッチしているな」とか、そういうところまで見ようとしています。
「ミスマッチのない採用」というのは、面接官も人事も一貫して持っている部分です。
ーそのような採用を建築職で実施するのは珍しいのではないでしょうか?
珍しいですよね。
設計職であれば他社さんは製図の試験があったり、今までやってきた設計図の資料をまとめて持っていくという選考もありますが、人物を見るとか、社風を見せるというような部分はかなり珍しい面接だと思います。
ーなぜ、ナカジツではそのような選考ができるのだと思いますか?
人事としての意識がチーム全員高いからだと思います。
リクルーターとしての基準がすごく高いのでそこかなと。
全員がちゃんと「最大出力でやっていこうぜ」みたいな想いでできているから、成り立っているのかなと思います。
ー最後に、神山さんが普段学生に伝えていることを教えてください。
「1社を決めるって、すごく難しいことなんだよ」ということは、特に最終面接が近い方にはすごく伝えています。
「あなたは、週40時間を過ごす環境を探しているということはわかっていますか?」という重みはきちんと伝えるようにしていて。
もちろん、私も社会人を経験しているから言えることではあるんですけど。
ただ、経験した人なりの気付きは絶対に与えたいと思うので、私は特に伝えていますね。
過去の経験を現在の学生へ。
採用という枠にとらわれない向き合い方が、学生の心を動かす。
本心から学生と向き合い、本当に納得できる将来を共に探る。
その原動力になっていたのは、彼女自身の経験と強い想いだった。
1人でも多くの学生と出会い、対話を重ね、ナカジツの魅力を伝える。
学生が最適な未来を選択できるよう、神山はこれからも向き合い続ける。
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